PCの知識はそれほどでなくともオーディオの知識があれば話は比較的
簡単確実なんですけれどね。
PCに外部マイクつないで24時間丸ごと録ってしまえばいいんです。
午前0時にスタートすれば経過時間がそのまま時刻になります。
それを波形編集ソフトで眺めれば1日の騒音箇所は一目瞭然。
わざわざ最初から聴き直す必要もありませんからPCがあるなら
これをやらない手はないかと。
騒音の記録としては入力レベル固定で素直にWAVで録るのが
よいと思います。波形確認も無理がありません。
ICレコーダやビデオなど自動レベルコントロール機能のある機材は
聴きたい対象を聴きやすく録るには便利ですけれども相対的な
音量関係が崩れます。ダイナミックレンジ含めて正確に記録するには
不向きです。
マイク感度の問題もありますが、それよりバックグラウンドノイズを
抑える方向で入力周りを整えた方が綺麗なデータになるでしょう。
用途的に音質はさほど問わないでしょうからいわゆるラジオ音質
(CDよりちょっと落ちるが電話よりまし)で十分ですね。
録音条件は次のようにすればよいことになります。
サンプリング周波数22KHz/量子化ビット8bit/モノラル
これだと22kB/秒でハードディスクの空き容量が消費されることに
なりますから24時間では1.9GBほどあればよいことになります。
ソフトは長時間録音できること、大容量ファイルをストレスなく
安全に操作できることが要件になります。
よく作り込まれた波形編集ソフトでないとこの2つを兼ね備えて
いないので要注意です。
下手にトラブルと文字どおり丸1日の成果が吹っ飛びますので。
Win95の時代からオーディオ編集用ソフトを開発していたような
海外メーカの商品に一日の長があるように個人的には思います。
小生はSteinberg社のWaveLab Liteを以前より愛用しています。
長時間エアチェック/編集用に使用していますが、
ファイル転送速度をハード的に確保すれば演算が非力なマシンでも
長時間ファイルが快適に操作できます。
Liteなので別アプリにバンドルされていたものですが
実用性は十分です。ただしそれゆえに入手方法の問題があって
他人には奨め難いところもありますが、たまたま手元にあれば
お奨めです。
Liteでないフル機能の製品が市販されていますが、高価なので
今回の用途ではお奨めしません。
今回限りということであればフリーソフトをいろいろ試したり
長時間が厳しければ数時間毎に区切ったりした使用方法で
トライしてみてもよいと思います。それなら実用可能なソフトの
選択肢は広がると思います。
それで、この方法の最大の欠点は、録音中はPCが実質的に
使えなくなることです。
遊んでるPCの活用法としてはうってつけなんですけどね。
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