参考のために書き残します.重いので再発送するのもおっくうで、自分で修理しようと、外箱を外しました.ビス二本を外すことでデスプレー本体と、それを包む外箱を切り離すことが出来ました.大部外箱に傷が付きましたが.
デスプレー本体は、アルミで全体がシールドされています.シールドは幾つかに分けることが出来て、前面の左右の側面のシールドを個別に外すことが出来ます.多くは、ビス止めされているのですが、幾つかの部分は、ハトメで、止められているのでそれは、壊して組み立てる際には、布テープで止めました.
デスプレーに向かって左の側面に、スクリーン、フォーカス、もう一つ読みとれませんでしたが、黒色のツマミが三個並んでいます.いずれも、調整後白色のペンキで固定されているのですが、製造後5年以上経っている代物なので、ペンキが劣化して、ゆるゆるになっていました.
埼玉から輸送中に振動でここが移動して、色合いが変化したと推定されます.
到着時の色合いの特徴は、黒が、ダークグリーンになっていることでした.
スクリーンツマミを小さいプラスドライバーで回すことで、本来の黒に戻りました.
テストパターンを用意して、調整した訳ではないので、正確な調整ではないのですが、気に入っている別のデスプレーと遜色のない色合いに回復しました
フォーカスも少し、再調整しました.このツマミは、少し動かすだけで大きく変化します.
注意点を列記します.
調整中は、特別高圧におよそ十センチまで、接近しますので、足は、新聞紙を重ねて絶縁すること、出来ればゴムのぞうり、靴をはいてください.布手袋は必ず着用してください.電流値は、小さいのでもし接触しても死ぬことは無いと思いますが、ショックは相当なので・・・.
右の側面にも三カ所調整ツマミがありますが、色合いには関係なさそうです.
私は、電気屋ですが、デスプレーの調整は初めてです.
捨てるか、再発送するかの瀬戸際に立たされたので、チャレンジしてみて、たまたまうまくいったのですが、
最後に調整後、ペンキでツマミを固定することを忘れないでください.
それから、アースが、ブラウン管本体が乗っている基盤と、シールドとの間にいくつも取られています.分解途中に外さねばならない部分がありますので、組み立てるときに復旧することを忘れないでください.
およそ三時間かかりました.
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