[映画・ビデオ・ドラマの部屋一覧に戻る] お名前:のぶれば
コメントの種類:洋画 「リプリー」観ました。 始めに断っておきますが、私は「リメイク」という言葉が好きじゃないです。(他のスレッドにも書きましたが…) ですから、同じ原作を映画化した「太陽がいっぱい」のリメイクという言うより、原作への新たな切り込みをしたというニュアンスで捉えたいです。とりわけ今回の「リプリー」はより強くそう思います。 そうは言っても、「太陽がいっぱい」を観た人間に、それを意識せず「リプリー」を観ると言うのは至難の技でしょうね。だから私自身「リプリー」に浸かりたい自分と、「太陽…」と比較したい自分が、同居していたのは事実。 それでも、どっちが良いかなんて話は不毛でしょう。 おいしい食材がある。焼いて食べるのと、煮て食べるのとでそれぞれ楽しみ方があるように、同じ原作も違うヴァージョンでそれぞれ楽しんで良いはず。批評は意味あると思うけど、結論を出すのは無粋な気がする。 その上で、この「リプリー」、のぶればはお気に入りです。 気になるところがいっぱいあるのですが、それはつじつまが合わないとか、納得できないというのじゃなくて、深く考え込んでしまう部分です。奇麗でもスマートでもなく、かと言って卑屈ともひ弱とも言い切れない、ましてや強くも弱くもない主人公が、何でこんなにインパクトがあるのか…マット・デイモンの演技が光ってるよなあ。 でもって、ジュード・ロウも好演してます。彼が画面に居ると居ないとでは、まるっきり画面の印象が違ってくるんです。まさに「太陽」の役でした。変な話だけど、「太陽がいっぱい」の映画の題がこの映画の彼の演技で納得できました。 ミンゲラ監督の演出、カメラワークも上手いです。 ラストについてはいろいろ意見分かれそうですが、私はこれはこれで良い。 ボディブローのように、ジワジワと心に染み込んできます、効いてきます。 そうそう、この映画「自分の過去を消す」と言うテーマだったけど、もし「太陽…」を観たという自分の過去が消せたなら、この映画をどんなに観ただろうかと、今になって思うので候。 |
最後はやっと巡り会えた友人に全てを告白して終わるのかと思った。そうすれば、魂の平穏が得られたのに、、。
このまま、苦しみつつ殺しつつ怯えつつの人生を主人公は送るのだろうか?心に重い映画でした。
「リプリー」の評価、他の部分でも見てきましたが、前半部分の評価はどこでも高いですが、
後半(どこからが後半か観た人は分かると思います。)への評価は厳し目ですね。
でも、後半の陰気臭さはラストへの大事な伏線だと私は思っています。
それぞれ、殺す相手との人間関係や、その後の行動が違ってくるんですよね…。
愛されたかった?憎かった?愛してくれた?相手で違いがはっきりするという点では、後半の陰気臭さがボディーブローのような効果を生み出している様な気がするのです。
>最後はやっと巡り会えた友人に……
がとても大切な人だと思えるのは、後半部分全体の成果でしょう。
そう思うていて候。
な〜 です
はじめまして。もこ伝はちょくちょく顔出しているんですがこちらは初めて。
滅多に映画を見ないんだけどたまたま映画館に行ってたまたま入った。
パンフレットを買って初めて「太陽が一杯」と原作が同じと知った。
感想は、よく分からない映画だった。何を言いたかったんだろう?
結局彼は友人も殺してしまう。自分の罪を知られたく無かったから。
じゃあ、彼が愛していたのは昔の自分?
それならホモセクシャルを強調する理由は何?
と感じました。
原作読んでないから分からないけど。
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