[映画・ビデオ・ドラマの部屋一覧に戻る] お名前:のぶれば
コメントの種類:洋画 とにかく、ポスターと予告編の映像に惹かれて観に行きました。 正直言ってストーリー的にどうこうと言うのではなく、映像が観たかった。 何たって、ペターゼン監督! 「U・ボート」の!! 「U・ボート」の海のシーンは、今でも脳裏に焼き付いてます。体験したことの無い荒海を想像する時、必ず「U・ボート」のシーンが浮かびました…。 今回その監督とあの特撮の最高峰ILMが荒海の撮影で組む、それだけで期待するなと言うのが無理です。 う〜ん、やっぱり凄かった。 18年振りに荒海のイメージをを塗り替えられる映像を目の当たりにしてしまったのです。 初代「ゴジラ」の特撮技術で円谷さんは「火と水以外なら、全て特撮で映像化できる」みたいなコメントを残していましたが、これを観たら何て言うだろう? 演出も小さな道具があちこちで生きていて、さすが! 「U・ボート」ではナットが襲いかかりましたが、今回の作品もその辺は上手いです。 ネタバレを避けたいので書きませんが… ただ正直なところ、ストーリーと言うか、人間ドラマとしてはちょっと疑問が残りました。 もう少し人間関係を細かく描いて欲しかったところです。その分テーマが海の波に飲まれてしまった感じを受けました。その辺は、観る人によって代わってくるとは思うのですが… しかし、しかし…それでもこの作品は絶対、映画館で観て欲しい! ビデオだろうと、DVDだろうと、映画館で観なくちゃこの作品は楽しめません。 ついでに言うと、多少字幕が読みづらくても、座席は視界ぎりぎりにスクリーンが収まるくらい、前の方で観た方が良いです。会話はそれほど多くは無いですから(のぶれば的には)。 この映画は、映像は映画館で観ましょう!以上、のぶればの結論なので候。 |
ありゃ、映画の題名をきちんと書いてない…
わかっていただけているとは思うけど、このスレッドは「パーフェクト・ストーム」についてのスレッドなので候。
「パーフェクト・ストーム」ついさっき、レイトショーで観て来ました。
のぶればさんのお勧め通り、前の座席で(笑)。
いや〜本当に「を、を、を、おおお〜〜!」ってな感じでした。
これはまさに「男の映画」ですね。この映画は映画館に行って観る価値があります。
というか、映画館で観ることに価値がある映画といったほうが良いのかな。
それにしても、漁師達が主人公の映画って始めて観たような気がします。渋いですね。
あの船長さんのキャラですけど、『ジョーズ』のクイント船長を思い出しました。
けっこう漁師姿がサマになってましたね、ジョージ・クルーニー。
ダイアン・レインを久々に見たのもなつかしかったです。
前半、人間ドラマが展開されそうな伏線を張っておきながら、後半、荒に飲みこまれた感
があるのは惜しいところですが、まあ、「あの状況」で人間ドラマなんて無理でしょうね。
「・・・人間ってなんて小さいのだろう」と思い知らされました。
KORNさん、書き込みありがとうございます。
>前半、人間ドラマが展開されそうな伏線を張っておきながら、
>後半、荒に飲みこまれた感があるのは惜しいところ…
やはりそう感じたのは私だけではなかったようですね。
「U・ボート」のような登場人物の思いが感じられる部分がもっと欲しかったです。
KORNさんは観ましたか?「U・ボート」。
潜水艦の中で聴く音楽や、無理な潜水をするか爆撃に耐えるかといった緊迫感、そして皮肉なラスト…
ああいうドラマがきっちり描かれていたら、もう文句無しなのですが。
でも、でも、あの海の表現は度肝抜かれました。
荒波の中、ちらっと操縦室の窓から見えた情景!足がすくみました。ああいう情景はついぞ想像したことがなかったけれど、納得の情景でした。それを船長は当たり前のごとく、操縦していく。
>あの船長さんのキャラですけど、……けっこう漁師姿がサマになってましたね、ジョージ・クルーニー。
確かに特撮の技術がなせる業ですけど、あの辺の演技への指示はどうだったのか少し気に掛かるところです。
あんまり細かく書くと、公開中でありながらネタバレになるので控えますが、あのシーンを言葉で伝えきることができるはずもないですね。映画を観て下さい。
それにしても、あの海の映像は凄い。
「ツイスター」だっけ、竜巻の映画。あれもそこそこ凄かったけれど、牛や車が巻き込まれて空中に運ばれて行くシーン、何だかお茶らけっぽくというか、理屈っぽく見えたりしてました。実際、巻き込まれて吹き上げられるとは思うのだけど、映像が奇麗過ぎる気がしたのです。上手く言えないけれど、機械や頭の中で見た映像になってた気がします。
でも、「パーフェクト・ストーム」は飽くまで、人間の目で見た視点にこだわっていたような気がするのです。
その辺の差があるように思います。
言うなれば、「ツイスター」は竜巻を観客にどう見せるかにこだわったが、「パーフェクト・ストーム」は荒海が人間の目にどう見えるのかにこだわったという気がします。きっと、この辺はペターゼン監督の手腕。
>「・・・人間ってなんて小さいのだろう」と思い知らされました。
特にラスト近くはそうでした。と言うか、自然、否、この場合、「海」が大き過ぎるのでしょう。
もちろんそう思わせるだけの技術や手腕、演出が揃った映画だからこそだと思うので候。
私も観てきました。前の方の席でみたかったのですが、全席指定でしたのでちょっとショックでした。
が、うわさどうりの迫力に感動しました。涙も出たし。最後に一人海に浮かんでた彼、かんとなくブラット・ピットに似ていました。
みなさん、そうですか?
確かにSFXは凄いと思います。でも、
ツイスターと同じでどうもスペクタクル映画? にしては、特撮に偏重しすぎて
最後はなーんだ結局?? これで終わり?? なーんか情緒もクソもヘッタクレ
もなく大味なストーリーに今年2本目のやられた映画にランクインしました。(^^;
1本目は ミッション・トゥ・マーズこれは文句無しのクソゲーならぬクソエイです。
金返せー!
来週は、タイタンか邦画のダイハードとクリフハンガーをパチッたダムジャック
(題は覚える程の物でも無いので覚えていません)
を見ようかと思います。
>前の方の席でみたかったのですが、全席指定でしたのでちょっとショックでした。
それは残念でしたね。でも、全席指定と言う映画館があるとは知りませんでした。それほどたくさん人が入っていたと言うことなのでしょうか?
>今年2本目のやられた映画にランクイン…
そうですか…、そういう評価もあるんですね…。
私の場合は特撮には十分見応えがあったので、これはこれで良しと思っているところです。
見応えがあるというのは、特撮に込めた思いみたいなのが感じられたと言うことだったのです。
初代「ゴジラ」の製作チームは、歪んだ科学が人の生活を踏み潰して行くというのを映像にしたかったそうです。
そのせいか、初代「ゴジラ」は、白黒の特撮技術もちゃちではあったけれど、今でも家が踏み潰されるシーンは、白黒の初代「ゴジラ」の映像が真っ先に浮かんできます。
そんな訳で、「迫力のある特撮」=「心に残る特撮」とはならないんですよね〜。
それが為に、私の一押し(鳥肌が立つ程印象深かった映像)は
怪獣と言うか建物が壊されるシーンで言えば、初代「ゴジラ」。
破壊シーンは怪獣物だけでなく隕石物、爆発物などを含めいろいろありますが、ドキッとすることはあるけど、ぞっとするような感じがするものは少ないです。
空を飛行する映像なら、宮崎駿の「ナウシカ」です。特撮とは言い難いけど、雲の扱いがとても細かいです。
宇宙空間なら、キューブリック「2001年宇宙の旅」。宇宙が肌で感じられたような気がしたのです。「スターウォーズ」も悪くはないけど、鳥肌が立つほどの映像ではなかったです。
これらは突出しています。もちろん、これは飽くまで私の評価。何にぞっとするか?なんて人によって違ってるのは当然ですから。
>確かにSFXは凄いと思います。でも、ツイスターと同じで…
う〜ん、「ツイスター」と同じですか…
荒れた海なら、今回ペターゼン監督「U・ボート」から「パーフェクトストーム」に塗り替えられただけに、「ツイスター」とは、明らかに一線を画していると思えるんだけどなあ。ペターゼン監督の海の映像に対するこだわり、あちこちに感じられたんですが…。波の大きさや、それに合わせたハプニングだとか、波の中のどの辺に船があるのかだとか、小道具の使い方…。その辺の上手さに比べ「ツイスター」はお茶らけにしか見えなかったのです。
「事実をもとに作られたというのが気に入らない」と言うコメントも他の場所で見かけましたが、その辺はストーリー上とかの問題でしょう。ストーリー的には、私も納得できない部分があったことは先述の通り。ドラマとしての部分は海の波にのみ込まていると思っています。惜しかった伏線があったけど。
>まあ、「あの状況」で人間ドラマなんて無理でしょうね。
というKORNさんと同じです。
あらら、またまた長いコメントになって候。
うーん、パーフェクトとツイスターを同列に扱ったのは少し乱暴だったようですね(^^;
ご推察のとおり映画全体の流れとして、SFX偏重でそれに比べストーリーが今一と言うこと
を表現したかった訳です。
ウォルフガング・ペーターセン監督のUボートは間違いなく名作だと思います。
それに比べ今回は、少しガッカリしたということもあり、ハリウッドの表舞台に立って
ハングリーさを無くし 日和ったSFXのチカラ技!なんて感じがしたものですから。
期待を裏切られたぁ と。
これが、ポール・バンホーベン辺りだと、まっ、こんなもんでしょう。イイジャン!
なんてなっていたかもしれません。
映像より先にストーリーを求めちゃう私にとって、この映画の作りの乱暴さは
ショックでした。
最後に「グロスターの男たちに捧げる」とか言ってますが、どこが捧げている
んでしょうか? 悲劇をこれでもかと言わんばかりに派手なVFXで表現し、
誰が主体なのか分からないシーンの切り替わり、登場の必要性を疑う人物の多さ・・・
船長は悲劇を招いたただのダメ男にしか見えない、想像に過ぎない結末までの
描写などすべてが酷い。。。
嵐以外の描写が幼稚で、作品のテーマが見えません。
映画にする必要が無いです。実話を映像にするのはドキュメンタリー
形式であるべきです。
それだったら、私感動して泣きますよ。
迫力だけが前面に出て、これじゃ犠牲者と遺族に対する冒涜ですよ。
こんな駄作が流行る偽善的世の中にうんざりです。
怒りの偽善者さん、ご意見ありがとうございます。
>映像より先にストーリーを求めちゃう私にとって、……
う〜ん、この意見はよくわかります。
ただ私は、この映画についてはストーリーは、期待していなかったですから。
予告編を観た時から、「映画館で海の映像を観たい」気分だったのです。
>「グロスターの男たちに捧げる」とか言ってますが、どこが捧げているんでしょうか?
>迫力だけが前面に出て、これじゃ犠牲者と遺族に対する冒涜ですよ。
この意見は鋭いと思います。
「実話をもとに」という宣伝や、「捧げる」の表現で言えば、「ツイスター」以下かも…。
その辺、強引と言うか、大げさというか、驕っているというか…
もっとも、ストーリーについては失敗というのは、そう思っている人が多いでしょう。
その辺、私はかなり控えめにコメントしてますけどね。
(それが、takaさん、怒りの偽善者さんからのご指摘に繋がっているのでしょうけど。)
「心に残る特撮」=名作とは限らない。これも常々思っていることで候。
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