[映画・ビデオ・ドラマの部屋一覧に戻る] お名前:のぶれば
コメントの種類:邦画 「どら平太」。 恥ずかしながら、時代劇ものと言うこと以外は全くのノーチェックでした。 ところが土曜日の夜、飲み会の後でぶらぶらしていると、上映館の前を通り、脚本の中に黒澤明の名前を発見。主役が役所広司。黒澤明、市川崑、木下恵介、小林正樹ら日本の巨匠監督で作る「四騎の会」による脚本。その原作は山本周五郎。これで、観たくならないなんて筈が無い。 ナイトショーの上映10分前。天がくれたチャンスとばかりに、ほろ酔い気分で観に入ったのでした。 いやあ…、こんな映画があって良いのでしょうか?!許せん!!何で今までこんな映画が作れなかったのだろう?! とても新鮮な感覚でした。監督が違うと映画ってこうも変わってくるんですね。 ストーリーが黒澤さん的で、映像的にもそれを匂わす部分がある。特に冒頭なんか「赤ひげ」や「用心棒」のイメージとダブってしまうのです。ところが!キャスト紹介の部分で「げげっ!」。金田一シリーズの映画のイメージにがらりと変わってしまう。違和感在るわ〜。でもって、タイトルでは、黒澤さんぽくなってる。 そういう場面があちこちにありました。 役者の台詞で次々にドアップの顔が切り替わるのは市川崑監督流だし。そのくせ、アップの画面では、明暗のコントラストは押さえられている。宴会のシーンは黒澤さんならもっとカット数が減るんだろうなあと思いつつ、台詞の流れは黒澤さんっぽい。殺陣のシーンでは、市川さんらしい明暗の使い方で、でも人が死なないのがまた不思議。 そんな訳で、木下恵介監督の映画をそんなにじっくり観ていなかった自分が悔しい。きっと、木下さんらしいなあ、と思う部分も在った筈だから。小林監督についてもそう。 しかし…。もし今、黒澤さんが、役所広司を主役に時代劇映画を作っていたら…と思います。きっと凄い映画が撮れたのではないかと思えてなりません。役所さんは某TV番組の「宮本武蔵」や「徳川家康」の信長役以来、お気に入りの俳優。でも、最後の最後で、関わりの在る映画に出られたこと、これは夢のような出来事です。 今世紀の最期に、今世紀の邦画の巨匠達が集大成の映画を観せてくれました。 そんなふうにすら思えてしまう映画なので候。 |
これ、なんの文句もありませんっ(∩.∩)
監督が意図する、「痛快!愉快!!豪快!!!」そのものの時代劇ですっ!!
すっきり! !やった〜〜〜。ってな感じの時代劇。
何も考えることはありやせんや。。
期待を全く裏切らない展開!!(笑)
役者もそろっとる!!
もう、にたにたもんです。 ツボにはまったってな感じの時代劇でおます。
大立ち回りあり、飲む・打つ・買うあり・・あ、、買うはなかったか!?(^^;
主役の役所公司もひょうひょうとしていて良かっし、
それ以外にも配役それぞれが、ツボにはまっていたし、
それぞれが美味しいところを持っていってました。
「時代劇」って様式美があっていいですね〜〜。
着流しに2本差しって どうして、こうまでカッコ良ろしいんでしょうね。
そして、侍と言えば、なくてはならない「ちょんまげ」
客観的にみたら、「ちょんまげ」ってとても変だと思うのですが・・(笑)
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