[映画・ビデオ・ドラマの部屋一覧に戻る] お名前:KORN
コメントの種類:洋画 デヴィッド・リンチ監督最新作『ストレイト・ストーリー』観ました。 この映画、去年のカンヌ映画祭で話題になり、私も大変楽しみにしていた映画です。 観ての感想ですが・・・予想通りの素敵な映画でした。 とてもデヴィッド・リンチ監督らしい映画だと思いました。 (巷ではリンチ監督らしくない映画と言われてるようだけど、なぜだろう?) 73歳のストレイト氏が危篤の兄に会いに行く為、時速8kmのトラクターで 約500kmの旅に出る、という実にシンプルでストレートなストーリーです。 ストレイト老人は旅の途中で色々な人達と出会います。 特にお涙頂戴的なエピソードを挟むわけでもなく、むしろ淡々とストーリーが 流れていくのですが、なんとも味わい深いものがありました。 そこにはリンチ監督らしく、説明しない凄さ、語らない凄さがあります。 監督をして「この映画の為に生まれてきた」と言わしめた、 リチャード・ファーンズワースの名演にも拍手を送りたい。 観終わった後、決して号泣するようなタイプの映画ではありませんが、 実にさりげなく心の琴線に触れてくる映画です。 この映画、10年ごとに繰り返し観てみたい。 多分、年齢を重ねるごとに、また違った思いでこの映画を観ているような気がします。 ストレイト老人の見上げる夜空の美しさ。 私もあんなふうに夜空を眺めてみたい。 |
KORNさんこんばんは。
>この映画、10年ごとに繰り返し観てみたい。
多分、年齢を重ねるごとに、また違った思いでこの映画を観ているような気がします。
いいですねえ。
ますます見たくなりました。
絶対見に行きますよ。落ち着いたら。
(実は今日引越で当分落ち着けそうにないのだけど・・・)
BLさんこんばんは。
この映画、ある意味“人を選ぶ”映画だと思うのですが(そこがまたリンチ監督らしい)
BLさんのストライクゾーンには入っているのような気がします。(どうでしょうか(笑))
この映画は実話を元にしています。
しかし、現実のストレイト氏はあの旅のあと数ヶ月後に亡くなられたそうです。
長旅の疲れがあったんでしょうね。
はたして映画のようにお兄さんと許し合えたのでしょうか・・・そうであると信じたい。
弟とポンコツトラクターを見つめるお兄さんのまなざし。
微笑み返す弟の表情。
あの短いラストシーンが今も心に焼き付いています。
こんにちは、BLです。
やっと見ました。『ストレイト・ストーリー』。
よかったです。いい映画でした。
> この映画、ある意味“人を選ぶ”映画だと思うのですが(そこがまたリンチ監督らしい)
BLさんのストライクゾーンには入っているのような気がします。(どうでしょうか(笑))
KORNさん、ストライクゾーンでした、はい。
本当に淡々と物語は進んでいきます。
ストレイト氏はたくさんの人に出会いますが、
そのエピソードひとつひとつになんというか、
“オチ”といのかな、そういう物を持たせてない。
映画全編とおして、見る人にいろんなことを考えさせてくれますが、
決して押しつけてない。
だからこそ、
> この映画、10年ごとに繰り返し観てみたい。
多分、年齢を重ねるごとに、また違った思いでこの映画を観ているような気がします。
ということになるんでしょうね。
(KORNさん、僕もまさにそう思いました。)
この映画を見た後、星を見たくなりましたが、あいにく昨夜は曇り空。
またの機会にします。
「キネマ旬報」最新号に『ストレイト・ストーリー』の映画評が載っていました。
「実はストレイト氏の旅は成功していなかっ・・・」という意味深な書き出し
なのですが・・・これが実に素晴らしい映画評でした。
ここでは詳しくは書きませんが、映画評で唸らされたのは久しぶりです。
たぶんあれが“正解”なんじゃないかと思います。
実はこの映画のラスト付近で、一つだけよくわからない部分があったのですが、
あの映画評を読んで解決しました。(たぶん)
最初と最後がなぜ“星空”なのかもわかったような気がする。
映画を観た人で興味ある人は、是非読んで見てください。
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