[映画・ビデオ・ドラマの部屋一覧に戻る] お名前:Youko
コメントの種類:洋画 地元にあるワーナーマイカルシネマズは、毎週水曜日がレディースデイということで女性のみオール千円で観る事ができます。今日から正月休暇に入ったし、今日は安いし、という訳で「ファイトクラブ」を観に行って来ました。既にご覧になられた方も少なくないかと思いますが、皆さん、如何でしたか? オープニングの迫力には圧倒されました。そのスピード感に酔いそうな位、引き込まれました。 ストーリーも、主人公に自分を投影して見てしまう、うまい持って行き方だと思いますが、どうなんでしょう。前半は良かった。でも、後半に入り、主人公と共にファイトクラブを設立した危険な男・タイラーが主人公の想像の人物で、人格が分裂して2役を演じていた・・・というのには、「え〜??」とちょっと力が抜けてしまったのですよ。前半が、勢いがあっただけに。それって、「ゲーム」の夢オチと一緒じゃないの? 「ゲーム」と一緒にするなよ、と言われるかも知れません。ただ、観ながら、ふと「ゲーム」を思い出してしまい、「こう思うのは、私だけかな」と思ったので。それは違うと思うよ、というご意見がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。 とはいえ、不眠症に悩み、小さな不安にさいなまれ、さして欲しくもないものを買い漁る主人公は、みごとに現代を生きる私達の姿を体現していたと言っても良いでしょう。でも、その心の中には、今の自分自身や仕事、住居環境(あるいは恋人も含まれるかも知れない)を変えたいという欲望が眠っている。それが何かのきっかけで外に発露したのが「ファイトクラブ」の主人公で、たいがいの人は、「ちょっとはみ出してみたい、でもはみ出せない」という風に思いながら生きている。 だからこそ、破壊的でアナーキーな男・タイラーがとてつもなく魅力的で、「自分もああいう風になってみたい(でもなれない)」と憧れ、ヒーローのような存在になって行くのかも知れません。現実にいると、危険極まりないですけどね。ちなみに、原作者チャック・パラニュークによれば、モデルはいるそうです。本当にタイラーやマーラのようかは解りませんが(プレミアによれば、出演者とモデルとでご対面を果たしたそうだ)。 「ファイトクラブ」は暴力賞賛でも、破壊活動容認映画でもなく、観る人に自分を振り返らざるを得なくさせる、辛らつな現代風刺のように思いました。映画の冒頭のように、自分も銃口を突き付けられている、そんな気分にさせられました。もしかすると、私の中にも“タイラー”はいるのかも知れない。 |
羨ましいですね。見たいとは思っているのですが、行けないだろうな・・・
CMで「ファイトクラブ」ってなぜかカタカナで書いてある謎の物体、
あれ初め見た時は石鹸かと思いました。(爆)なぜカタカナなの〜!
>CMで「ファイトクラブ」ってなぜかカタカナで書いてある謎の物体、
あれ初め見た時は石鹸かと思いました。
えっあれって石鹸じゃないの??ちがうの??
>えっあれって石鹸じゃないの??ちがうの??
石鹸です、あれは。主人公とタイラーが作って、デパートとかに卸す商売をしていたのです。アメリカ版だと、英語で「Fight Club」って書いてあります。そっちの方が格好良かったなぁ(カミングスーンTVの予告編で放送されたのを見たので)。何を原料にして作っているかは・・・言えません(笑)。
皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
>何を原料にして作っているかは・・・言えません(笑)。
なんか察しはつきました。(笑)
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