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投稿番号:48697 投稿日:2000年05月05日 08時52分42秒  パスワード
お名前:店長デーブ川崎
 

改革案(1)

キーワード:教育改革

地域:その他


川崎です。まずは学校に関する改革から。

●1クラス15人制への移行(10年以内に段階的に)

 かつて教員が30人以上の子供を相手にできたのは、社会全体の方向性がおよそ定まっており、
 かつ、社会全体が教員の行いにたいして協力的であったからできたことであり、現在の状況では
 1人の孤立無援の教員が30人の子供を相手に何かできる、と、考えるほうが不自然である。
 さらに、これから先「プロセス」を教えることのほうが重要になるのであれば、15人以上の
 生徒を相手にすることは、どうみても無理。

●体育専任教員の廃止、体育教員室の独立行動の禁止

 多くの学校で体育教官が第2の校内権力となっているケースを多く見ます。そもそも文武両道とは
 武を修める者のための言葉で、日本語や英語、数学、理科、社会などの科目に疎い体育だけの専門
 教官というのはどうみても知的でないと思います。

 また、高校などの体育教官は、永らく国体選手を引き抜く際の就職先として利用されており、現在
 もそういう利用のされ方が多少形がかわってはいるものの、行われています。
 そこで、
    ・高校における体育教師免許を単独で発行しないこと。
    ・高校における体育教師免許は体育以外の教科の免許を持った時のみ有効とすること
    ・高校において3年以上継続的に体育の授業に就かせないようにすること
     (3年に1度は体育以外の教務につくこと。体育教師の特殊化を防ぐ)
    ・体育教官の生活指導教員との兼任を禁止すること
    ・体育教官だけの独立した教員室を禁止すること
 以上を提案したいと思います。


●号令教育の改革

 一人の教員が16人以上の生徒を連続的に号令で動かすことを禁止します。
 ひとつは、教員の立場を生徒の目から満て巨大化させないため、
 そして、生徒を「号令依存症」にしないため、さらに子供に暴力的なボキャブラリーを
 直接的な形で与えないようにするため、というのが目的です。

 こうなると、集団行動訓練にならなくなると言う意見も有るでしょう。
 私はもはや集団行動訓練など必要無いと思っているのですが、そういう時代がくるまでの
 経過措置として「集団行動学」の授業を独立して設けます。
 内容は行進練習や、互助行動の実践で、肉体系ボランティア育成のための訓練と同様。
 あくまで科目として学習することは問題ないと思います。
 教員も、授業の範囲においては号令指示をくだすことができます。
 ただし、的確な指示を出さなければいけないわけです。
 これには、全学年で武道の授業を導入することで解決するという選択肢もあります。


以上、学校に関する3つの改革案です。これに意見の有る方、どんどんご発言ください。


あこがれの海さんからのコメント(2000年05月05日 18時35分56秒)
 

本人によりコメントは削除されました。 2000年05月05日 18時40分11秒

KORNさんからのコメント(2000年05月09日 23時09分37秒)
           パスワード

学校に関する問題は難しいですね。

どんなに制度をいじくり回したところで根本的な解決にはなり得ない場合が多い。
とにかく今の子供にかかっているストレスって凄まじいものがあります。
ある意味、大人以上でしょう。

大人の社会人だって、会社で毎日営業成績を張り出され、会社が終わってからも
レベルアップセミナーに通わされたあげく、家に帰ってまでも嫁さんから
「あんたはなぜ給料が低いの!隣のダンナさんもっと給料良いわよ!」なんて
言われ続けた日には、キレて暴れたくもなるでしょう。

感受性の強い子供なら尚更のことです。この過度のストレスを無くさない限り
子供達の問題は解決しないような気がします。
そこまでしてなぜ親は毎日遅くまで塾に通わせ、学校ではストレスを溜めている
のに受験勉強をさせつづけるのか?それは日本社会は学歴社会であるという幻想
があるからです。実際のところ、民間企業においてはその幻想は崩壊しつつあり
ますが、(学歴より仕事の実力が求められつつある)いまだに確固とした学歴社会
を保っている世界が存在します。

それは言うまでもなく「官僚」の世界です。
官僚が学歴を優先しているということは、すなわち国家が学歴社会を肯定している
ということです。それなのに一方ではゆとりの教育…?全く説得力がありません。
受験戦争を終わらせたかったら、その原因である官僚の学歴採用をやめさせればよい。
(民間企業が“東大卒”を有難がるのは頭が良いからというより同級生に「官僚」が
多いから、という理由が大きいのでは?)
学歴採用をやめたところで、実務上大きな問題はないでしょう。むしろ業績が上がる
可能性すらあります。(民間では既にそのような傾向が見られます)

私にこのテーマを語らせると、必ずこの結論になるのですが(笑)、やはり攻めどころ
はここしかないと思いますよ。(店長の問題提起からは外れています。すみません)

店長デーブ川崎さんからのコメント(2000年05月10日 07時31分02秒)
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>どんなに制度をいじくり回したところで根本的な解決にはなり得ない場合が多い。
>とにかく今の子供にかかっているストレスって凄まじいものがあります。

...という論が必ず出てくるんですが、結局、「根本から」とかいいながら
具体論を吐き出さずに何十年もほったらかしにしてきたのが、教育改革の現状だと
思います。

たとえば市民運動サイドから市民との交流という形でこのへんにアプローチしている方も
いたりして、根本に手をつけようとしている人も当然いますね。
しかし、たとえば教室の規模を小さくするなんていう明確な提案がいつも
「表面上の制度をいじくりまわしているだけだ」というすごく無責任かつ
無思索な形式的反論で形式的に潰されるのを、もう25年近くも目の当たりにしています。

>感受性の強い子供なら尚更のことです。この過度のストレスを無くさない限り
>子供達の問題は解決しないような気がします。

これが今回の改革案の根底に流れる思想です。型にはまった批判から離れてもういちど
読んでみていただけませんか?ぜひ!





KORNさんからのコメント(2000年05月10日 23時33分29秒)
           パスワード

これは大変失礼しました。
あの文章は本題に入る前の枕詞のようなつもりで書いたのですが、言われてみれば
従来の「無責任な批判」とたいして変わりありませんね。・・・失礼しました。
前のレスは、店長の改革案への批判ではありません。というか、批判できるほど
私は教育現場の現状を知らないというのが正直なところ。

しかしながら現在の日本の教育状況は「瀕死の状態」にあるのは確かなわけで
根本的な治療もさることながら、今は即効性のある対処療法が必要なのかもしれません。
出血多量で死にかけてる人間に体質改善の治療しても仕方ないですからね。
まずは輸血しなければ。

そのような意味では、改革案(2)で挙げている「暴力表現の規制」などは、
基本的には反対なのですが、やはり現状では規制もやむを得ないのか・・・

で、教育現場の改革ですが、もうここまで来たら「塾との共生」も必要でしょう。
実際のところ、もう塾は無くてはならないものと化しているようですが、最初から
義務教育の中に組み込んでしまう。義務教育をある程度「私学」に役割分担させても
良い時期に来ているような気がします。つまり義務教育を「公学校」と一体化させる
必要はなくなりつつあるのではないか、ということです。

これは良く誤解されていますが、義務教育は「子供が学校へ行く義務がある」わけじゃ
なくて「親が子供に教育を受けさせる義務がある」という意味であり、子供には学校で
教育を受ける「権利」があるというのが正解です。その精神からいえば、子供には教育
方法を選択する権利もあるわけで、現状ではたまたま学校へ行くしか義務教育を受ける
手段が無い、ということです。

よって、義務教育を受ける手段として、学校以外の色々な選択肢を用意すべき段階に
来ているのではないでしょうか。義務教育終了検定を受ければ、学校へ行かなくても
自分の好きな私学でサポートして義務教育が終了できるようにする。

ストレスに押しつぶされて不登校になるより、よっぽど健全です。
もちろん教育界、というより日本社会の根本的な「体質改善」も必要なわけで、
その意味では、前のレスで述べた「官僚の学歴偏重の廃止」も同時に進めて
根源的な問題である「過度の受験戦争」も無くしていく必要もあるでしょう。

あまり具体的な意見を述べることが出来なくて申し訳ないのですが、教育現場の人
の意見も聞いてみたいところです。誰かお店の中に教育関係の人いないかな・・・

な〜さんからのコメント(2000年05月13日 22時07分40秒)
           パスワード

な〜 です

全然見当はずれかもしれませんが一言

明日は小学校の運動会
噂に聞くとお父さんの場所取り合戦が始まるらしい。
ビデオ撮影のために朝の早くからいい場所をとりに並ぶらしい。

習い事の発表会になるともっとひどく会場の何時間も前から
順番取りに並ぶという噂。

こうやって子供をもてはやすのも良いけれど、がんばれがんばれっていう応援が
無言のプレッシャーになっていないのかな?

学校側が自動に優劣を付けるのがかわいそうというので徒競走をやめる
と言う話を聞いたことがあるけどビデオ撮影なんかもやめた方がいい。
実際禁止しているところがあるらしい。
ビデオで撮るのを否定しないけど親まで先を争ってするのは
子供の教育によろしくないのでは?

親の見栄張り競争が子供にプレッシャーを与えているのでは、そんな風に感じた今日でした



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