[デーブ川崎の居酒屋一覧に戻る] お名前:店長川崎
地域:その他 先日の点滴ミスによる事故は、評判が良い、熟練度の高い看護婦さんのものだったそうで、 こうなると単に「集中力がない」とか「最近の看護婦は」と言った門切り型の問題提起が 無意味になるような気がします。 戦後・・・特にこの20年で爆発的に診療技術が発達しました。 その大部分は、症状や特徴、部位によって分節的に対応してゆく技術で、 大きな病院ともなれば、ひとりが取り扱う薬の種類、適用されるべき事例は 日々刻々と増えているんじゃないかなぁ、と、想像します。 ということは「こういう時は何をどうする」という判断回数が 自動的に増えるわけです。(作業が細かくなるわけですから、診断を下す人ばかり でなく、現場で診療にたずさわる看護婦さんも同じ) 失敗する確率(というと非常に不謹慎だとは思うのですが)は、 判断の回数が多くなるにつれて自動的に上がってきます。 これはたとえ手練れであろうと避けられない。 *** とすると、これは根本的な問題ですから、医療政策の側に責任を問いたいと 思うのです。もしかしたら医療政策サイドの人間は、あらゆる失敗のツケを 「現場の集中力が足りない」とか「勉強が足りない」という言葉で片づけては いないでしょうか?彼らはガバナンスの立場からこれらの事故問題について 効果のある方策を練ろうとしているのでしょうか? 複雑化した現場を、わかりやすく編集しなければ、現場がどんどん膨らんでゆく。 これは単に組織運営論やマニュアル化の問題ではないはずです。 新しく開発される技術や薬品、その処方を「総合的に」普及させる手段は、 日本にはないのでしょうか。もしかして自由競争だったりして。 つらつらと、ご意見を求めます。 |
な〜 です。
最近感じるのが薬の種類がどんどん増えること。
覚えきれない。
薬の値段いわゆる薬価は2年に一度下がるためか製薬会社は
次々と新薬と称する薬を出してきます。
以前の薬と何が違うのと言われると???
(まるで車のマイナーチェンジみたい物と感じます。)
私が病院長なら採用する薬は最小限にする。
つまり
同じ効用の薬は最低限の種類を採用する。
(血圧の薬だけでも100種類以上ある。)
同じ薬で名前の違う物は片方のみとする。
(最近の薬は全く同じ薬を2者のメーカーが売り出す事が多く
薬の名前が違っている)
名前の似た薬は採用しない。
形や色のよく似たアンプル(注射薬の入れ物)は採用しない。
政策としては
注射薬の劇薬、内服と注射を間違えやすい薬などに特有の色を付けさせるとか、
こういうことは大切と思います。
今回の痛ましい事故は、医療機材の不統一が生んだ悲劇だったみたいですね。
大人用の機材は静脈点滴と栄養剤点滴では管の太さが違うから絶対間違わない、
しかし子供用はそうではなかった、みたいに弁明してたけど、それって現場の
人間にはすっごい負担がかかるよなあ。複数の作業方法を覚え、使い分けねば
ならないなんて。或いは子供の人権が軽視されてるのか。
機材の統一、作業方法の一本化、安全マニュアルの徹底、等は最低限、
病院運営側が用意し徹底し運用するべきだろう。
思うにこれって「医療ミス」というよりは、「医療システム不具合」だよなあ。
起こるべくして起きたとしか思えない所がありますけど。
最近よく耳にするニュースですが、実際に「多く」なっているのでしょうかね?
たいした根拠は有りませんが、「ばれる」ようになっただけという感じがしているのですが・・・
な〜 です
今日の新聞に大学病院院長会議で病院長側から
「医薬品メーカーはコストを下げるために違う薬品にも同じ容器を使い
識別などの色分けも十分でない。適正な措置を取っていれば事故には
至らなかったケースもある」とし、文部、厚生両省が業界に改善を指導するよう求める
意見が出されたそうです。
これだけ医療システムが分業されてくると
見直されなければならない点がいくつもありそうですね。
確かに現場スタッフの注意義務だけに言及される
問題じゃなさそうですね。
>「医薬品メーカーはコストを下げるために違う薬品にも同じ容器を使い
>識別などの色分けも十分でない。適正な措置を取っていれば事故には
>至らなかったケースもある」とし、文部、厚生両省が業界に改善を指導するよう求める
よく似ているなら”マジック”ででっかく書いておけば?
とも思うのですが、製造業に関わるものとして言わせてもらえば
無茶なコストダウンは結局ユーザー(つまり患者)にしわ寄せが
行きます。
メーカ−がやらなければ、使う側が何か工夫します。
使う側がやらなければ、現場の人間がやります。
やる事が多いとポカミスが増えます。
患者はポカポカです。
ぽかぽか病院には行きたくないなあ。
な〜 です
>メーカ−がやらなければ、使う側が何か工夫します。
おっしゃるとおりなんです。
ただ医療現場では看護婦さんは注射を準備する時間がない、暇がない。
この時問題になるのが抗生剤を生理食塩水に溶かす時間。
これに対してメーカーは簡単に溶けるようにしたキット製品が発売する。
溶かす手間は半分以下になる。
メーカにすればキット製品にすることで従来と同じ薬にも関わらず
新しい薬価がもらえる。(つまり高くなる)
こういう現実もあります。
このような物を作るなら、アンプルを変える、薬に色を付ける場合も
新しい薬価を認めるよう厚生省が考え直せばいいわけです。
病院長会議はこのような観点からも意見を言っているのではないでしょうか。
その医療ミスを犯した看護婦は、どのような処分をうけたのでしょうか? |
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