もこ伝の小泉首相の靖国神社参拝の是非のスレッドがデットヒートしています。私も書き込もうとしたんですが、「もこ伝で扱う範囲ではないのではないか」と思い、こちらにスレッドをたてることにしました。
靖国神社の公式参拝をする際取り上げられる、@憲法の政教分離(20条3項)に抵触する可能性有り、AA級戦犯合祀について議論したいと思います。
その前に靖国神社の歴史についておさらいをしたいと思います。
Q:靖国神社って、いつごろ、誰が建てた神社ですか?
A:靖国神社は、今からなんと120年以上も前の明治2年に建てられた歴史のある神社です。日本は、明治時代になる前、鎖国といって長い間、世界の国々との交わりをしていませんでしたが、次第に外国の人々は、きびしい態度で日本の開国を迫ってきました。そこで、いったいどうしたらいいだろうか、と国中が大騒ぎになり、開国派、鎖国派、と世論も大きく分かれました。このような中で、それまで300年も日本の政治を任されてきた徳川幕府は、この騒ぎを治める力をなくしてしまい天皇陛下に政権をお返ししたのです。 そこで、天皇陛下のもとに日本中の人々がひとつの心になって美しい日本の伝統をとり戻し、近代的なすばらしい国をつくり、世界の人々と仲良くしていこうという考えが生まれました。そして日本が大きく生まれ変わろうとする中で、不幸な国内の争い「戊辰の役(戦争)」が起こり、国のために生命をささげた人がたくさん出たのです。こういう新しい時代づくりの明治維新に亡くなった人々のことを、いつの世までも伝えるために明治天皇は明治2年6月、「東京招魂社」という名前で、ここ東京・九段に社をお建てになりました。そして明治12年、いまの「靖国神社」の 名に改められました。
Q:「靖国」ってどういう、意味なのですか?
A:「靖国神社」の御社号(神社の名前)は、明治天皇が命名してくださったもので、「靖国」という名前には「国を安らかでおだやかな平安にして、いつまでも平和な国につくりあげよう」という、天皇陛下の深い大御心(お気持)がこめられているのです。(「靖」という字は「安」と同じ意味です。)靖国神社に祀られている神さま方(御祭神)は、すべて天皇陛下の大御心のように、永遠の平和を心から願いながら、日本を守るためにその尊い生命を国にささげられたのです。
Q:「靖国神社」には、どんな神さまが祀られているの?
A:前の所で「戊辰の役(戦争)」のお話しをしましたが、その時戦死された3,500余柱(神さまの数をかぞえる時は、ひとりふたりではなく、ひと柱、ふた柱、と呼びます。)をお祀りしたのが最初の神さまです。 そして後には、戊辰の役(戦争)が起きる前の嘉永6年=西暦1853年(アメリカのペリー提督が軍艦4隻をひきいて神奈川県の浦賀沖に来た年で、みんな「黒船が来た」とびっくりしました)から、幕末までの15年間に、国のために力をつくして亡くなった方々も一緒に祀られました。それからも新しい日本の国づくりがしっかりできあがるまでには、「佐賀の乱」や「西南戦役(戦争)」など国内の戦いがいくつかありました。そのとき国のために亡くなった方々も祀られています。こうして、天皇陛下を中心に立派な日本をつくっていこうという大きな使命は、みなさんのご先祖さまのおかげでなしとげられました。 けれども、日本の独立と日本を取り巻くアジアの平和を守っていくためには、悲しいことですが外国との戦いも何度か起こったのです。明治時代には「日清戦争」「日露戦争」大正時代には「第一次世界大戦」昭和になっては「満洲事変」「支那事変」そして「大東亜戦争 (第二次世界大戦)」が起こりました。 明治天皇は、日露戦争がはじまるとき「よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ」世界の国々はみな兄弟と同じはずなのに、どうして平和がみだれてしまうのだろうか)という深いお悲しみの御製(天皇陛下のお歌)をお詠みになりました。 戦争は本当に悲しい出来事ですが、日本の独立をしっかりと守り、平和な国として、まわりのアジアの国々と共に栄えていくためには、戦わなければならなかったのです。こういう事変や戦争に尊い生命をささげられた、たくさんの方々が靖国神社の神さまとして祀られています。
靖国神社御祭神戦役・事変別柱数
明治維新 7,751
西南戦争 6,971
日清戦争 13,619
台湾征討 1,130
北清事変 1,256
日露戦争 88,429
第一次世界大戦 4,850
済南事変 185
満洲事変 17,175
支那事変 191,218
大東亜戦争 2,133,760
合計 2,466,344
以上靖国神社ホームページ(http://www3.yasukuni.or.jp/ )より抜粋。
|