昨晩わが奥さんから電話があり…【(奥さんちの)MACが壊れた】と。
来週からの共同仕事にかかる前から…はやくも不吉な雲が陽光を遮ります。
私が定義するに…彼女は非常に高性能かつタフな【マシーンクラッシャー】であります。
およそ形があってキチンと機能している【機械】だったらなんでも壊してしまいます。
ちなみに【壊そうという意志によって壊した】コトは一度もありません。
うん! そこがスゴイと思うのであります。
彼女の極端に無造作かつ力任せのスイッチ・レバー・マウス操作(←本能…である、と思われます)
にかかると…驚くホドの短期間で機械達は【残骸】へと身を持ち崩します。
あんまり…といえばあんまり、なのであります。
ビデオデッキは壊れ、電子レンジは壊れ、ワープロは壊れ…凡例は巷に溢れかえります。
【鎧袖一触】という言葉は彼女の機械操作のためにある、と言い切ってもかまいません。
う〜ん! まことにスゴイと思うのであります。
* * *
で…電化製品を【鉄クズ】に変えたあと
決まって 彼女は窓際に肘をつき…【アンニュイ】につぶやきます…
「ホント…私って【機械運】がない…
【男運】もないけど…」
こめかみに【熱い怒り】をおぼえつつ…
【見捨てずに見守っていこう、このヒトを…残骸になっても】
と心中つぶやく…私なのであります。
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