ちよっと…昨日は飲み過ぎかもしれません…さすがに。
よく行く居酒屋【山里】さんが試験的にカラオケを導入し…わが隣で
【ホヒェホヒョホッホへ!ー】と完全に出来上がっていた
某おっさんの歌い出した【シクラメンのかおり】が【アッ!】いう上手さ?で…
お酒の勢いもあって
「スゴイ!スゴイ!上手いですね!」と情熱的に感想を述べた私は
結局…お酒をおごられてしまい(笑)。
〜楽しいモノであります、わが下町。
↓爺さんばなしの続きであります。
私:「…ちょっと……話したい事があります。」
* * *
…30分ほど【じっくり】話し合い、その間私は3度ほど大きな声を出し…
【いくら仕事がきて…嬉しいから!といって(きたモノ)全て
受けるのはやめなさい…アンタ年金があるんでしょう!】
【だいたい…期限の厳しい広告の仕事は老体には絶対に無茶だ!】
【この前だって…いきなり盲腸押さえて苦しみだして…
救急車呼ぶ!と言ってるのに歯ぁ食いしばって電車で帰った…】
(→そんなモン乗って帰ったら女房にカッコ悪い…などと意味不明な事を言っていた)
【こんな…何かに取り憑かれたように
老人が自らをイジめる作業、の手伝いは…もうしたくない!
こんな調子だったらもう(アンタからの)仕事は受けませんよ!】
…爺さん、最後は寂しそうでした。
でも…このぐらい言わないと。どうせ明日には忘れてしまってるんですから(笑)。
結局、私がデザインやってる間…爺さんは部屋の隅で横になっていました。
たまにイビキがやたら小さくなり…その度に私は【ドキッ】とし…
まったく…この先どう【転がって】いくんでしょう?この爺さんと私…
〜ハァ(←ため息)…
* * *
日本における【高度成長期】。
それって…こういった【働く事それ自体が悦び】である人たちがいたからこそ…
なんですね…間違いなく。
【ひょんな事】からこの人と知り合ってもうすぐ3年…
数々の印象的なエピソードがございます。
別に意味はないけど…書きたくなりました、最近。
(04.2.7)
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