職人(かくゆう私もしかり)は、みな【アル中】である。
→コレは【言葉】だけをとらえると、余りに【一方的解釈】でありましょう。
しかし、【当たらずとも遠からず】…こういう表現もまたほぼ正しいのかもしれません。
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【職人さん】。
この島国では主に道具を使って…
【物】を造り出す職業の人間を指す、のであると思います。一般的に。
【物】を造り出す→【者】を造り出す、ではなく…
あくまで【生きてはいないモノ】を造るだけなのだよ…と
彼はいつか心の中に【或るささやき】を聞くようになるのです。
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いいかい、君達(職人さん)は【道具】を遣って【物】を造るんだ。
そして僕たち資本家(企業家)は【職人】を使って【夢】を創るんだ。
道路を、鉄道を、遊園地を、ゴルフ場を、ビルを…つまり【夢】を。
【夢】こそが僕ら企業家の誇りであり、【唯一見据える価値のあるモノ】なんだよ。
だから僕らは【物】なんか実際に造れなくもよいのだよ。
【夢】を見る権利、これは僕たち企業家だけの為にあるんだ。
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【純粋な職人】が突き詰めてモノを考えていくと、
こういう【思いこみ】に行き着きます…ある日突然、おそらく自分の中に【風】が吹き抜けて。
そこで彼は選択を迫られるわけです。
どんなに滑稽でも【芸術家】をめざすか…
…それとも、さらに目の前の道具の【中】に没頭するか。
いずれにしても、【独りのお酒】が必要になるわけであります…
* * *
…と、思うんだがなぁ!
皆様の周りにこんな【年老いた少年】はいらっしゃいませんか?
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